断熱のこと
現在、建物に使用される断熱には様々方法、材料が世の中に出まわっています。各地域によっても気候・温度差があるため一概にはこれが良いとは言い切れない側面があると思いますが、断熱方法を大きく大別すると二つあり、一つは充填断熱、二つ目は外壁外断と二つに分かれます。各々賛否両論がある中、現在では外断熱が巷を賑わせていますが当社の選択は従来からの施工方法の充填断熱を採用しています。、創業以来、技術の高さを追求する当社としては外断熱工法の収まりの悪さ(特に入り隅等サッシとの取り合いの不自由さ)などどうしても納得行かない部分がある事由、木造住宅を専門に扱う観点から充填方法を選択しています。
充填材にも色んなものがあり種類、厚みによって性能は異なります。一般的な断熱材ガラス繊維系グラスウール、石綿系のロックウール、発砲ウレタンボード、吹付式発砲ウレタン、そしてセルロースファイバーと複数の選択肢があります。
価格のみを考えるとグラスウールがもっとも安価なため建売住宅などは殆どこれが採用されていますが安かろうでは当然断熱性能が低くなるため、当社としてはより良い住宅を供給したい思いからコストに重きを置かず、性能の高い断熱材を標準採用しています。その中で・・・
昨年から取組んでいますのはセルロースファイバーによる断熱。これは米国のニュースペーパー(日本の新聞のようにセルロース分が少ないものは性能が保てず不向き)を主材料にしたセルロースを80%以上含んだ断熱材です。添加物には乾燥・防虫効果のあるホウ酸、接着剤には澱粉を使用しているため人体にもやさしく、何より有害物質を放出せず(第三者機関で安全性を検証済)又、製造過程でもCo2を発生させないため地球環境にも一役かっています。
壁面に吹付けて行くためしっかり隙間がなく施工することができ断熱性能がUPします。
ほんとに紙で断熱できるの?という声も聞こえてきますが、思い起こしてみて下さい、お花見の時なんかでダンボールをお尻に敷いて座ってみられた経験がありませんか?以外に暖かい感じを得られたことでしょう。紙には断熱効果があるんです。紙ゆえ気になる耐火性については独自の耐火加工と高密度施工で燃えにくい断熱層を作ります。加え液体耐火剤をセルロースの中まで浸透させることにより耐火性能を持合せています。(防耐火構造として大臣認定取得済)又、遮音性にも優れており、壁体内結露に関しても木の繊維であるセルロースには湿気を吸放出性質を持っていること、熱を伝えにくい性質をもっていること、壁体に隙間なく高密度で施工することで湿気の流動を抑える等で結露を防止します。このような素材を使用することによって建物の性能が高いものとなります。
又、一番厳しい条件下にある屋根部の断熱についてですが、昨年度より断熱パネルを採用しています。
これは厚みが6インチもあり高い断熱性を発揮する素材で、プラン上でも勾配天井、アール屋根等にも対応しやすく重量木骨の家の特徴である自在なプランニングにもマッチします。
又、雨仕舞が早いのも魅力の一つで通常の小屋組をしている工程と比べ格段に早く、雨に打たれる機会を極力少なくできるのもメリットです。その性能を実際工事をする大工に尋ねると夏場の屋根裏内部施工時も通常の小屋組に比べ断然、熱さが違い仕事がしやすいとの事。実際に身をもって体感することは書物では得られないことであり、より真実味が増すのは明白であると思います。
このように当社では断熱に関して施工しています。
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