2023年5月2日 by 竹ノ内 昭範

凄いです。SE構法。。

明日から弊社もGWの休暇に入ります。まとまった休みになるので何をしようか迷うところですが、観光エリアにはインバウンドも含め人がごった返していると思うのでパス。人込みは大の苦手なのであまり人が多くないところに行きたいと思いながら。。。。リフレッシュしたいと思います。

話しは変わり、先月の中旬、弊社の手掛けるSE構法の実験施設に見学に行きました。ここではSE構法の技術のすごさが実感できる施設となっており、ここの施設長がたまたま私の後輩にあたり興味深々で伺いました。今回、見学したのは在来工法で使われているホールダウン金物とSE構法でしようしている柱脚金物を壊れるまで負荷をかけて実験するというもの。

性能上の表記はどちらも5tの耐力として表示されているのですが実際に破壊試験をしてみると在来工法の金物は5tになるまでに土台から5mmほど浮き上がり(この時点で土台から抜けている事になります)10t超えると10mm以上もの変形を確認。。変形が続くので引き抜き力を弱めると8t程度で大きな音と共に金物が折れてしまいました。

 

在来工法の金物の浮き

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そして破壊(折れる)

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それに対してSE構法の柱脚金物は5tでは何ら変形を認めず、12tまで引き抜き力が上がるとようやく変化があり同じく引き抜き力を弱めると9t程度で金物の溶接部分が破断しましたが木部は全くの無傷。実はこの破断もきっちり計算されていて想定内の出来事。表示上の倍以上の力が加わっても家は倒壊させないという考え方をしている点には恐れ入りましたという感じでした。

SE構法の柱脚金物の溶接部分の破断

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破壊と破断はよく似た言葉ですが意味が違います。

その他にもSE構法のフレームの破壊実験も行われました。SE構法では全棟構造計算を施して施工するのですが計算上では水平力が1.2tまで計算されて建物が作られています。実際の実験では2.7tまで持ち堪えました。構造計算の層間変形角は1/200程度(15mm程度)で行われていますが今回の実験ではSE構法のフレームは1/30(90mm程度)まで耐える事が判りました。合板が裂けるだけでフレームは持ち堪えているという事実。。言える事としては構造計算では厳しめに基準を設定しており、設定の2倍の力が加わっても建物が倒壊しないという計算の上で全棟建物を作っている。。

 フレームの実験・合板の破断

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かなりの安全を担保して作られているという事実。。

恐るべし構法。。。。

皆さん、SE構法で山栄ホームの洋風建築を創りませんか。

でわでわ

TAKE